VRoidのキャラクターにヘッドフォンをかぶせる

以下のように、VRoidのキャラクターにヘッドフォンをかぶせたいと思います。

キャラクターとヘッドフォンについて

元のキャラクターは以下のようになっていて、ヘッドフォンの形状を考慮していません。

ヘッドフォンの3Dモデルは、以下のショップで購入しました。ポリゴン数やテクスチャサイズがVR用途を想定されていて使いやすいです。
ネットには無料の3Dモデルもありますが、著作権者表示義務があるためアイコン画像作成などには使用できません。

今回は、Blenderで耳当てのサイズを拡大し、GIMPでテクスチャを変更しました。

髪の幅を狭くする

VRoid Studioでキャラクターの髪の手書きガイドの幅を狭くします。ヘッドフォンがかぶさる眉毛から口にかけて、側面のガイドがまっすぐになるように調整します。ガイドの幅が狭くなると髪が前後方向に押しやられるので、それぞれの髪の束の制御点を個別に修正して整えます。

髪のボーンの起点を下げる

また、ヘッドフォンがかぶさるエリアの髪は揺れなくなるので、髪の揺れ方の編集で、髪のボーンの起点(固定点)がヘッドフォンより下にくるように下げます。

VRoid Studioで髪のボーンの起点を下げ、VRMファイルを出力してBlenderで開くと、以下のようにヘッドフォンがかぶさる髪の側面にはボーンがない状態になっています。
このため、キャラクターが動いたときに、ヘッドフォンがかぶさっているエリアの髪は揺れ動きません。

キャラクターにヘッドフォンをくっつける

キャラクターとヘッドフォンをくっつけるには、以下の「VRMにパーツ付けるやつ」を使用します。

以下のようにキャラクターとヘッドフォンの位置を合わせて形状を確認します。うまくマッチしない場合は、髪やヘッドフォンの形状を修正します。
形状がマッチしたら、「VRMにパーツ付けるやつ」でヘッドフォンを「頭」の子として設定し、「VRM書き出し」でVRMファイルを出力します。

VRoomで確認する

出力したVRMファイルを、以下のVTuber用の表示ツール「VRoom」で読み込ませてみると、

以下のように、キャラクターがヘッドフォンをかぶった状態で動作し、ヘッドフォンがかぶさっている部分の髪の毛は揺れ動かないようになっています。
注意点として、「VRMにパーツ付けるやつ」ではVRMファイルに埋め込まれたサムネイル画像は更新されないので、更新したい場合はUnityに読み込ませてサムネイル画像を置き換える必要があります。

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